2月25日、東京都中央区の保健所が、銀座眼科でレーシック手術を受けた患者639人のうち67人が感染性角膜炎などの健康被害を訴えたと発表しました。
67人のうち、一人は他の医療機関に入院しているということです。
別の眼科医の通報により、中央区保健所が3回にわたって立ち入り検査をしたところ、銀座眼科では、消毒装置の不具合ばかりでなく、手術室に手洗いがなかったり、素手で手術をしていたという事実が発覚しました。
銀座眼科では、平日なら両目で95000円でレーシック手術が受けられ、さらに紹介制度で20000円のキャッシュバックがあるということで評判になり、患者が殺到していましたが、2006年8月の開院以来一度も機器の点検をしておらず、かなり不衛生な環境で手術がおこなわれていました。
通常、事前検査や手術の際に清潔に保たれるはずの治療機器の消毒をせずに、本来では考えられない素手で手術をおこなっていたことが原因でこのような角膜炎などの感染症が起こったと考えられます。
レーシック手術を受けるにあたり、一番心配されることは、術後の感染症です。
レーシック手術は、角膜の表面に丸いフタ(フラップ)を作り、レーザー機器で角膜の屈折を矯正する手術です。
手術を安全かつ正確におこなうために重要となるのは、清潔な環境を維持し空気中の細菌や浮遊粒子をシャットアウトすること、機器がしっかり作動するよう定期的にメンテナンスをおこなうことです。
この事件をきっかけに、レーシック手術はこわい!と決めつけるのは禁物です。
定期的に機器のメンテナンスをおこない、空気の清浄度を保つ「クリーンルーム」と呼ばれる衛生管理の徹底された設備で、清潔な環境のもと手術をおこなえば、安全にレーシック手術を受けることができ、裸眼での素晴らしい視力の回復が見込めます。
大切なのは、病院選びといっても過言ではないでしょう。
レーシック手術を受ける際には、必ず事前検査で細かく目の状態をチェックして、検査後、手術が受けられるかどうかの問診を受けます。
検査の様子や医師との診察の際に不安な点を質問するなどして、手術を受けるかどうかを自分の目で確かめ納得してから手術を受けるようにすれば、このような結果を招くことを防げるのではないでしょうか。